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長男気質のくちびるおばけ。

考察とか、歌割りとか。@maimai_10ta

重岡くんが幼馴染だったら、こんな風にそばにいてほしい

 

 

幼馴染の大毅は、両親が仕事の関係でなかなか家に帰ってこない私のことを、不器用な彼なりにいつも気をかけてくれる。

 

 

高校にあがったばかりの五月初旬。今までの友達とは学校が違くて離れ離れになってしまったものの、大毅とはまた同じ学校。いつものように家まで2人でバカ話をしながら歩いてると、突然「…お前なんかあったん?」と真顔で言うから、何かを見透かされそうでつい大声で反論してしまう。

 「え!ないよ?!笑 何言ってんの?!笑 も〜〜元気元気!!笑笑」

「そ、ならええけど。まあ、アレや、なんかあんなら言えよ、聞くし」

 

お、今年はバレずにすんだかな?年に一回くる「心に穴がポッカリあく時期」。あの大きい家で、ずっと1人はなかなか寂しい。

や〜〜私もとうとう隠し事ができるようになったか〜!あんだけいつも、お前アホやから嘘ついてもすぐわかんねん、とか馬鹿にしてくるくせによ〜まだまだだな大毅〜!と心の中でガッツポーズ。その後すぐ話題が変わって、言及されることはなかった。

 

 

家に帰って今日の晩御飯どうしよっかな〜と冷蔵庫を覗いてたら人参と玉ねぎが。そろそろこれ使わないとだし、確かジャガイモの在庫なくなってたよな〜〜カレーでもするか〜〜ってぽけーっと考えて、スーパーに行く準備を整える。

ピンポーンと玄関から音がして、「入るでー」と大毅の声。私に何かあったら、と両親が隣の重岡家に我が家の鍵を預けているのだ。なんて無責任な親なんだ。ドカドカと音が聞こえて「なあ今日カレー食いたい。買い行くぞ。」大毅が私の腕を引っ張る。

え、ちょうど私も思ってたわ、てかお母さんに言いなよ、って言ったら「今日オトンとデートやって。これで好きに食ってこいって。」ニカって笑ってお札をチラチラと振って見せるから、そういうことか、と納得する。

 

 

スーパーで、次々と好きな材料をカゴにいれていく彼に着いて行きながら、カートを押す。あ〜〜それ高いじゃん、こっちのが割安なんだよ!とかってたまに棚に戻すと、「ホンッマにオカンみたいやなお前!」って笑ってくるから小突いてやる。

 

876円です、レジでそう言われて持って来たトートバックからゴソゴソお財布を探してると、「ポイントカードは?」って既にお金を出してる大毅が聞いてくる。

 

「ポイントとお会計、ありがと」「それはウチのオカンに言ってくれ。笑」いつの間にか奪われていた私のトートバックに、カゴから買ったものをいれていく大毅を見ながら、あーやっぱりなんだかんだ頼れるのはコイツなのかもなーと思う。

「ボケっとすんな、行くで。」トートバック持って歩き出してる彼を、小走りで追いかけてお家へ。

 

 

あーだこーだ言いながら一緒にカレー作って、そういや部活どうすんのー?とか話しながら、2人で3人分のカレーを食べきる。

「相変わらず大食いやなお前!そんな食べたらクラスの男子ひくで!中学のヤツらとちゃうねんから!」「いーですぅ、少なくとも大毅よりは優しいもんみんな!」「そのうち化けの皮剥がれても俺庇ってやらんからな!」「うるさい!」

そんなこと言っても、率先して後片付けもお皿洗いもしてくれるし、この憎まれ口だけなくなったらいいのにな、まったく。と思う。

 

 

 

「食ったわ〜ほな、俺帰るわ、サンキュ」

「あ〜うん、明日ね」

「おう。…なあ、お前さ、なんかあったら電話でもせえよ」

「え、なに?笑 なんでこの距離で電話すんの?!きもちわる!笑」

「アホ、まだ友達おらんやろな〜〜思って心配してやってるだけやんけ!」

「はいはい笑 おやすみ。」

「ん、おやすみ。」

 

 

 

 

 大毅が帰った私の家は、騒がしくなくて、馬鹿にされなくて済んで、落ち着きを取り戻せて、隙間だらけで、静かで、時計の音だけ聞こえて、

…寂しい。

 

 

 

とりあえずお風呂に入って、ドライヤーしながら音は聞こえないけどテレビをつける。

 

「電話…か、」

 

 

 重岡大毅 がスタンプを送信しました

 重岡大毅 : ごちそうさま

 重岡大毅 : おやすみ

 

ドライヤーのスイッチを切って、スマホを見るとメッセージの通知が。ご丁寧になんとまあ、珍しいもんだ、と感心しつつ、出来心で電話をかける。

 

「おう、どした」

「電話しろっていうからさ。」

「素直やないな、お前」

「…。」

「…なんやねん、…俺ってそんな頼りないか?」

「…は?」

「まーた落ち込んでるんやろ、なんで俺に言わへんの?」

 「え」

「わかるわ、何年一緒におると思ってんねん」

 

電話越しにガサガサと音が聞こえて、「今から行く、待っとけよ」と言って、私が返事をする前にブチっと切られた。

来るのか、そっか、ーーーっと、やっぱり今年もバレてたのか、まだまだなのは私じゃんか、ぐるぐる考えてるとガチャっと音がした。

 

 

 

 「ん」「なにこれ」「鍵。見ればわかるやろ」「や、じゃなくて」「俺んちの、オカンがお前んちのだけもらうのおかしいやろ、ってこの前作ってん。来たらええんちゃう?いつでも。」

 

同じくお風呂上がりであろう彼は、Tシャツ、メガネ、そしてタオルを首にかけていて、久しぶりに見たかも、このカッコ。と呑気に考えていた所にコレである。鍵?いきなり来て鍵?と思ってたら、その鍵を私の手にねじ込んで、スタスタ玄関に向かう大毅が「おいてくで」って振り返るから、あ、今日?、ってなるけどついて行く。

 

 

「あれ、お母さんとお父さんは?」「デートて言うたやん、もう忘れたんか笑」「え、帰ってこないの?」「今ごろ温泉でもはいってるんちゃう?明日の昼飯食ってから帰る言うてた」

へー、そうなのか、帰ってこないのか。彼の家のリビングの定位置であるソファの端に座っていると、大毅が麦茶のはいったコップを渡してくれる。

 

「思ってること言うてみ、何があったってわけやないんやろうけど」

 

私が座ってるソファの前のローテーブルに、自分の麦茶を置いて聞く体制にはいってくれる。彼の言う通り、何があったってわけじゃない。ただ、ただ、寂しい。やっぱり全部全部見透かされている、嗚呼この人は、世界の誰よりも私のことを知ってくれてるんだ。そう思うとふいに涙が出てきた。

無言で彼が渡してくれるティッシュを受け取りながら、ぽつりぽつりと思ってることをぶつけた。何もなかったはずなのに、それはそれは長かった。それでも彼は、意見を言うでもなく、頷くでもなく、ただ、聞いてくれた。

 

 

 

一通り話してスッキリしたけど、このまま家に帰ってもさっきの寂しさがまた蘇るだけ。想像しただけで、怖い。

 

 

「夜、一緒に居て欲しいっていったら駄目、かな?  今日だけだから。」

 

 

しばらく沈黙が続く。

「…今日だけやからな」

「うん。大毅と同じ部屋がいい。…っていうのは、さすがにダメだよね笑」

 

思ってたことがつい口にでて、慌てて笑ってごまかす。

 

「ええよ」

 

え。

「ただし、お前は俺のベット。俺は下で寝る。それでええな?」

条件が加えられたけど、交渉は成立。

それだけ言い切った彼は、そそくさと二階の自分の部屋に向かうから、ついていく。

 

 

「お前はコレ、」掛け布団を一枚余計にもらって、自分の布団を下に敷いて、とテキパキ準備をしてくれる。

「あとコレないと寝つけへんやろ笑」「あっ、懐かしい、大毅もまだ持ってたんだ笑」小学生の時に家族ぐるみで行った水族館で、お土産に、と買ったジンベイザメのぬいぐるみ。両方の家族が全員揃ったのって、そのあと、いつだっけ?とか考えてると、「ホラ、電気消すからはよ布団入れ」って言うから急いではいる。

 

 

「おやすみ。」

「おやすみ」

「ね、ありがとね、今日。」

「ん、」

「おやすみ。」

「おやすみ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…寝た?」

「寝た」

「寝てないじゃん」

「あァ〜〜あと少しやったのにアホ!」

「懐かしいね、お泊まりすんの笑」

「せやな」

「大毅はさ、いつから私が落ち込んでるってわかったの?」

「…は?」

「だから、今日とか。いっつもバレるじゃん」

「当たり前やろ。今日やって、帰りながら話してもたまにぽけーっとしてるし、そー思たら急に声張るし。」

「そか」

「そういうん1人で溜めとかんと相談せえよ、」

「…。」

「…寝たんかい。( 俺きょう寝られへんかも…。 )」

 

 

 

 

 

 

目が覚める。アレ、いつ寝たっけ?話してたきがするけど、なんの話してたんだ?カーテンの隙間から太陽の光が射していて、朝だとわかる。

ベットから少し身を起こして下を見ると、そこで寝ていたはずの大毅がいない。ベットに座ってもう一度下を見るけど、いない。

 

 

…いない。昨日は金曜だったし、今日は学校ないはず。どっか遊びに行ったのかな。いないのか。またひとりか。ここでも、ひとりか。

 

 

「おい、お前なんでまた泣いてんねん」

 

 

 

 

「だって、大毅が、居なくなったと、思って、」

「アホ、水飲み行っただけや」

 

コップを持った彼がワシャワシャと頭をかきながらベットに座る。

「俺はどこも行かへんから。お前を置いてったりせえへんから。」

 

 

 

 

 

…この後はみなさんの想像にお任せします。(急に雑)

あ、でもまだプラトニックな関係なのは決まってます。純粋な恋愛をしてほしいです、この二人には。(?)

 

こんだけ頭の中のお話を膨らませてくれるジャニーズWESTすごい。重岡大毅すごい。

 

雨だし、なんか疲れてるから、すーーーごい暗いお話になった。笑

終わり方エモいし。笑  とりあえず学生っていいね。制服っていいね。泣

 

以上、

この親いつ帰ってくんだよ!高校生にほぼ一人暮らしさせるな!

ってつっこんだら終わりな妄想でした!笑